第20号 秋期の第4世代チャトゲコナジラミ防除対策

鹿児島県経済連・肥料農薬課

茶園は秋整枝(秋番茶収穫)が終わりに近づきました。侵入害虫チャトゲコナジラミの発生は種子島でも発生がみられ、県内全ての産地に拡大し、地域によっては密度が高まり、被害もみられる状況になっています。茶園では現在第3世代成虫が羽化し、乱舞がみられ、産卵から幼虫ふ化が始まっています。このような状況から、発生の多い園では来年の発生を抑えるためこの最終世代幼虫(越冬幼虫)の防除が必要と思われます。

チャトゲコナジラミのこれから発生状況

チ ャトゲコナジラミは、年4~5回発生し、8月頃発生した第3世代幼虫が10月上~中旬に羽化し、産卵を始めます。今後11月上中旬頃に越冬幼虫となる若齢幼虫が発生します。秋整枝時期に成虫の羽化・乱舞状況を確認した園や裾部・葉層下部成葉裏への前世代幼虫の寄生が多くみられた園、煤病の発生が確認される園などは防除対策を準備しましょう。

防除対策

チャトゲコナジラミの薬剤防除は、虫の薬剤感受性が高いふ化直後2齢期までの若齢幼虫期が防除適期です。この世代は10月下から11月上中旬、第3世代成虫の発生が終息した頃が丁度防除適期になります。秋整枝後頃を目処に防除を行います。発生の多い園では裾刈りなどを行って散布すると効果的と思われます。薬剤散布は葉裏にかかるように、400 L/10 aを丁寧に散布します。この時期は、秋期のハダニなどの防除時期にもなりますので、ハダニ発生の多い園では同時防除できる薬剤で防除するとよいでしょう。

薬剤防除法