【第14号】

秋整枝後の輪斑病防除対策

8月の猛暑で降雨少ない天候から9月に入り台風18号襲来や秋雨前線の影響で、雨天日がやや多くなりました。生育が遅れ気味でした秋芽も漸く生育が進み、充実してきました。秋整枝(秋番茶収穫)が始まりましたが、今後秋の気温は高い気象予報となっています。今回は気温が高い時に発生しやすい秋整枝後の輪斑病の防除対策についてお知らせします。

☆秋整枝後の輪斑病発生について

輪斑病は主に二・三番茶の摘採後に発生しますが、最近では秋整枝後にも年によっては発生がみられ、充実した秋芽・成葉を痛め、一番茶への影響も懸念されます。輪斑病菌は高温を好みますので、秋整枝時の気温が高く、雨の多い年に発生が多くなります。また、輪斑病菌は硬化した成葉でも整枝による切口や台風などの傷口から感染し、発病します。今年は台風18号により秋芽の成葉への発病もやや多くなっており、注意が必要です。

今年の秋芽生育期(8月)は気温が高く、降雨は少ない気象で「やぶきた」園などでも、炭疽病など病害の発生は少なく、秋芽はきれいな状態ですが、これから秋整枝時期の10月の気温は高く、降雨は平年並みの気象予報となっています。このため秋整枝後に輪斑病発生の恐れがあります。感染源となる輪斑病葉の多い園や新梢枯死症発生が多くみられる園については注意し、防除対策をすすめてください。

☆秋整枝後の輪斑病防除対策

① 先ず発生状況を確認しましょう。芽伸びが悪いところ、新葉が黄化している株には発生している可能性があります。枝条に灰色で2~3mmの丸い介殻か、白い雄繭殻はないか確認します。発生がみられる場合は、丸い介殻の着いた枝条を数本採取し、経済連、JAまたは地域振興局農政普及課などで幼虫のふ化状況を調べて適期防除をしましょう。

② 薬剤防除適期は幼虫ふ化最盛期から5日後までです。また、第3世代は幼虫ふ化時期の幅は広くなります。

③ 枝条に薬液が良くかかるよう十分な散布量(1000L/10a)を散布します。乗用型防除機を使用する場合、専用ノズルを用い、低速で1畦ごとに防除します。

☆秋整枝後の輪斑病薬剤防除法

 平成29年10月13日

鹿児島県経済連・肥料農薬課

➡病害虫防除情報のメニューに戻る

➡トップページに戻る