【第12号】

平成30年8月24日

秋芽生育期後半の病害虫防除対策

猛暑が続いた今年の夏も8月下旬になり、朝夕は幾分涼しくなりましたが、今年は台風の発生が多く、日本への相次ぐ襲来がみられています。幸いこれまでは県本土への直接的上陸はなく、幸いでした。
茶園の秋芽生育はやや降雨不足気味ですが、順調な生育がみられ、概ね秋芽の生育後半になっています。8月下旬になり、台風などの影響で、にわか雨などやや不順な天候になってきており、これまで少なかった秋芽への病害の発生や一部害虫の増加なども懸念されます。そこで、秋芽生育期後半の病害虫防除対策についてお報せします。 発生および今後発生が懸念される病害虫 ◎ 炭疽病 網もち病 炭疽病は秋芽生育前半では晴天が続いたため少発生に経過しています。後半は台風や秋雨前線などの影響で曇雨天日も懸念され、まだ生育中の秋芽がある園では最終の防除が必要です。網もち病は8月下旬~9月上旬頃、降雨や湿潤な天候が続きますと生育後半の
秋芽に感染します。最近多発傾向で、降雨がなくても夜間の高湿度条件で感染しますので、
これまで発生の多かった地域では注意を要し、地区栽培暦などにより補完防除が必要です。
◎ チャノミドリヒメヨコバイ チャノキイロアザミウマ 晴天・乾燥した天候が続いているため発生密度が高まり、更新園などを主体に被害がみられています。今後も生育中の若い秋芽は加害を受けますので、発生状況をみて防除を行いましょう。
◎ コカクモンハマキ チャハマキ チャノホソガ ヨモギエダシャク 現在のところ発生は平年並みかやや少ない状況ですが、例年この時期から最終世代に多発することがあります。発生の多い地域では茶園観察を行い、若齢幼虫期に防除します。
◎ カンザワハダニ マダラカサハラハムシ カンザワハダニは更新園を主体に一時的に増加しています。発生園は早期に全ステージに効果のある速効性の薬剤で防除します。また、マダラカサハラハムシの発生も局地的にみられています。生育の遅れている生育初期状態の園などでは被害を受けますので防除が必要です。
◎ クワシロカイガラムシ チャトゲコナジラミ
クワシロカイガラムシの第3世代発生は例年より10日程早く、茶業部の有効積算温度による予測では9月3~4日がふ化最盛期になるようです。発生は少ないですが、発生園は早めの防除
が必要です。チャトゲコナジラミの発生は拡大中で、今後発生園の増加が懸念されています。第3世代の幼虫発生時期は9月上旬になるようで、他の主要害虫と同時防除で対応します。

☆ 秋芽生育期後半の病害虫薬剤防除法

鹿児島県経済連・肥料農薬課

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